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公園・緑地 > 瀬田4丁目広場 旧小坂家住宅
旧小坂家住宅は、衆議院議員などを歴任した小坂順造(1881-1960)が、昭和12年に別宅として建てたものである。昭和12年4月の空襲で、渋谷区金王町にあった本宅が焼失した後はここを本宅としていた。多摩川沿いの国分寺崖線は自然がよく残り、明治から昭和初期にかけて政財界人の別邸が多く建てられた。この住宅もその一つで、崖線の中腹にある湧水と緑を巧みに取入れた屋敷構えを持つ。主家は大地上に建てられ、主家棟、書斎棟、二階建の寝室棟が雁行型に配置され、全ての棟から崖線越しに多摩川の流れを望む。三棟建物h外観を和風に統一しながら、内部は主家棟は和風、その他を洋風とし、趣を変えている。主家棟や書斎棟に見られる古民家風の意匠は、別邸ならではの個人の趣向のみならず、大正から昭和前期にかけて流行した民家風和風住宅の形式を色濃く反映したものとなっている。当時の政財界人の生活・文化意識を良く表しており、建築史、分化史を知る上で貴重遺構である。また、当時この辺りに多くあった別邸のうち、現存するものは他になく、地域史を知る上でも重要である。

平成12月1月  世田谷区教育委員会
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【開園時間】 9:30〜16:30
【休園日】 毎週月曜日 *月曜日が祝日に当たる時には、その翌日が休園日です。
  日曜・祝日・年末年始(12/28〜1/3)
【入園料】 無料